コンビニ店員編(7):レジ接客の小話その1
ごきげんよう!今日もよろしくお願いいたします。
さて、コンビニ店員時代のことを書き進めていますけど、今日からはレジ接客の話を何回かに分けて書いていきたいと思います。おそらく、皆さん、コンビニにはなんだかんだで立ち寄り、買い物の時など用があるときは何気にレジに立ち寄りますよね。
そしてレジには店員さんが必ず1人はいるわけですけど、その店員さんがいとも簡単にレジ操作をこなす姿はかなり多く目にしたはず。
もちろん、レジ操作をこなす店員さんだって、初めからうまくこなせたわけではないですよ。誰だって未経験の時代はあって、そこから経験値を積んでうまくこなせるようになってきた、ということは心に留めておいてもらえればと思います。まあ、これはコンビニに限らず、どんな仕事だってそうですけどね。
さて、今回はコンビニのレジ接客の基本的なところから見ていきましょうか。
(1)基本的なレジ接客の流れ
これを読んでいる皆さんの多くは、コンビニで買い物をするお客さんとしてコンビニに出かける方が多いと思います。だからこそ、お客さんとしてレジで接客される側での経験はありますよね。
だからこそ、店員の側でやるレジ接客の経験を書いておく価値はあると思うのです。コンビニの店員を経験した人は確かに多いですけど、それ以上にお客さんとして出かける方の方がはるかに多いですから。
というわけで、今から基本的な流れを書いていきますね。
①お客さんがレジに来たら「いらっしゃいませ」
これはもう基本中のき、です。
元気良い声であれば、さらに良いです(僕は元気がない部類でしたけどね)。
もちろん、ぶすっとした声とか、不機嫌そうな声はNGですよ。
②商品などのスキャン
スキャナーと呼ばれるレジにつながっている機械で商品のバーコードで読み取ります。
たまに読み取りにくいものもありますけど、ほとんどの場合は粘って読み取るようにすれば、何とか読み取れます。
それでも読み取れない場合は、別の商品を持ってきて読み取れば大丈夫です。
③金額を伝える
これはそのまんまです。
「〇〇円です」というのが正解なんですけど、僕を含めて「〇〇円になります」という方も少なくないです。
実は「〇〇円になります」という言い方は日本語的に正しくないので、きちんと「〇〇円です」というようにする方が無難です(実際に「〇〇円になります」と伝えてお客さんに指摘されたことがあります)。
たまに金額を伝えないという店員さんもいますけど、あまり好ましいことではないですね。
短気な方でしたら、「ちゃんと言えよ!」と突っ込みを入れるでしょうから。
④ポイントカードの声掛け
最近ではほとんどのコンビニチェーンでポイントカードを発行するようになってきましたよね。
セブンならnanaco、ローソンならPonta、ファミマならファミマTカードというような具合です。
そのためか、最近の店員さんはこの点は特にきちんと教育されているみたいで、僕がお客さんとして出かけても毎回といってよいほど必ずカードの声掛けをされます。
ひるがえって、僕がコンビニの店員だったころは今みたいにポイントカードがそれほど一般的ではなく、むしろ導入されだした時期だったためか、そこまで声掛けは徹底されていませんでした(直営店の場合はかなり徹底されていたようですけどね)。
そのためか、お金を受け取って客層ボタンを押した後からポイントカードを出されたために、直前の取引のレシートを「事故伝票」(後で書きます)にする羽目になるなんてことも2度や3度のことではありませんでした。
だから、今コンビニの店員をやっている方やこれからやろうという方はきちんとカードの声掛けはした方がいいでしょう。
⑤袋詰め
文字通り商品を袋に入れます。
実はこれにはいくつか守るべきルールがありますが、詳しいことは次回説明しますね。
⑥レンジ温め
お弁当などを温める場合は、先にレンジで温めます。
この際の注意点は2つあります。1つはお弁当などについているソースは必ず外すことです。そのままの状態で温めると、レンジの熱でソースの袋がパンクしてソースをかけることができなくなってしまいます。
もう1つは、こちらの方が重要ですが、ものによって温める時間が決まっているという点です。
ほとんどの場合は、バーコードの付いたシールに書いてあります。
ここには1500W の場合と500W の場合とがあって、コンビニで温める場合は1500Wの部分の横の方を見ます(コンビニのレンジは業務用のため)。
そして、コンビニのレンジにはいくつかのボタンがあり、あらかじめ時間が設定されていますので、その時間に合わせてボタンを押します。
⑦ファーストフードなどの手渡し
チキンや中華まんといったファーストフードの注文の時はそれを手渡します。
まず、アルコールで手を清潔にし、トングを取ってファーストフードを取り、袋に入れます。
⑧お金の受け取り・お釣りのお返し
お金を受け取ります。
この時は「ちょうどいただきます」や「〇〇円お預かりします」と伝えます。
お釣りを渡すときは「〇〇円のお返しです」と伝えながら、お釣りを手渡します。
このとき右手に釣銭を、左手にレシートを持って渡します。
⑨最後に「ありがとうございました」
最後は「ありがとうございました」と伝えます。
こちらも「いらっしゃいませ」と同じく元気よく伝えればベターです。
誰だって、感謝の気持ちを伝えられるとうれしいですからね。
これが一連の基本的な流れです。
もちろん、コンビニでのレジ接客はいつもこのような基本的な流れでいくわけではありません。
次回以降はここで触れた以外の詳しい動きもいろいろと見ていきます。
それでは、また~!