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ナオティがこれまで考えてきたことや経験してきたこと、興味などをネタにしていろいろなことを書いていきます。

コンビニ店員編(10):レジ接客の小話その4

 

 過去編のコンビニ店員編も今回が早くも10回目です。いつも読んでいただいてありがとうございます。

コンビニ店員をやっていた経験をつらつらと書くことで、コンビニ店員から見える世界をちょっとでも体感してもらえればという思いと、自分が歩んできた世界がどういうところなのかを知ってもらえればという思いとがあり、断続的ながら続けています。

おそらく、当分はコンビニ店員編は続いていくと思いますので、よろしければ今後とも付き合っていただければ幸いです。

さて、今回は宅急便の話をしていきます。

(1)宅急便サービスの話(基本編)

ファミマに限らずコンビニであればどこでも扱っている宅急便受付サービスですが、ファミマの場合はクロネコヤマトの宅急便を扱っています。つまりお客さんが送りたい荷物を伝票と一緒にレジに持ってくるので、それをレジの機械で読み取って登録するというやり方です。

 

具体的なやり方は、こちらもうろ覚えで正確さに欠けるかもしれませんが、まずレジの「宅急便」のボタンを押します。そこでレジの画面に宅急便受付を押します(他は集荷の際に押すボタン)。そして、レジのスキャナーで読み取り、送り先の郵便番号か住所を打ち込んでいきます。

 

打ち込み作業が終わると最速の到着予定日が画面に出てきますので、それをお客さんに伝えます。なお、この時予定日が指定されている場合はレジを操作して修正します。次に送料が画面に出てきますのでお客さんにそれを伝え(発払いのときだけ)、お金を払ってもらいます。この際に店員の方で送料や受付店名などを記入します。

お金を払ったらお釣りとともに伝票の一番上の紙を控えとして手渡します。

 

ちなみに伝票の2枚目は専用のファイルに挟んでとっておきます。これは集荷の際に配達員の方がチェックするために使います。加えて、受け付けた際に出てくる専用のレシートも一緒に貼っておきます。

 

さて、時間などの指定がない場合はそのまま集荷が来るまで店で保管するだけでよいのですが、そうではない場合はこちらで時間指定や到着日指定のシールを貼ったりしなければいけません。さらに中に壊れ物がある場合は壊れ物シールを、上下さかさまにしてほしくない場合は天地無用シールなどを貼っていきます。

 

ちなみに、伝票は最終的には荷物本体に貼りつけますが、荷物に貼りつかない場合は専用のタグの中に入れたうえで、そのタグを荷物につけることになります。

(2)やや特殊な宅急便

実はヤマトの宅急便は普通のもののほかに、やや特殊なものがあります。それがゴルフ宅急便やスキー宅急便です。基本的には普通の宅急便と受付の方法は変わりませんが、1つだけ気を付けなければいけないことがあります。

 

それは、ゴルフ宅急便やスキー宅急便はプレイ日と現地から戻ってくる日とがあるという点です。このため、プレイ日に間に合うように現地に荷物(ゴルフセットやスキー板など)が到着している必要があります。

 

言い換えれば普通の宅急便が片道であるのに対し、こちらのゴルフ宅急便などは往復宅急便という扱いになるので、発送の分と戻ってくる分をまとめてレジで受け付けるということになります。ちなみに、お客さんに渡す控えは一番上の紙だけです。

 

(3)クール宅急便は受け付けていない

クロネコヤマトに限らず宅急便業者では食べ物系を鮮度を保ったまま送ることのできるクール宅急便というサービスがあります。

 

しかし、残念ながらコンビニではクール宅急便は受け付けることができないのです!!

 

驚いている方もいるかもしれません。実はコンビニにはクール宅急便を受け付けても、集荷に来るまでの保冷施設がないためです。

 

「ペットボトル飲料の保管スペースを使えばいいじゃないか」と言いたげな方もいるでしょう。しかし、ペットボトル飲料の保管スペース(ウォークイン)はあくまでもペットボトル飲料の入った箱を入れておくためにあるので、スペース的に無理があります。

 

だからこそ、食べ物関係(特に生もの)を送るのであれば、コンビニよりもヤマトの営業所に行った方が確実です。

 

(4)できれば宅急便を依頼しないほうがいい時間

コンビニは基本的に24時間営業であるため、宅急便はいつでも受け付けてもらうことができます。

 

ただし、できるなら宅急便を依頼しないほうがいい時間というものが存在します。それは主にラッシュなどでレジがやたらと混む時間帯です。具体的には朝のラッシュ時とお昼の時間帯(12時台)はなるべく避けた方がいいでしょう。

 

実際にこれらの時間帯にコンビニに行くなり、少し考えてみるなりしてみればわかるのですが、朝ラッシュやお昼の時間帯はみんな朝食や昼食を買うなどするためやたらと混みます。そして、宅急便の受付には普通に商品をレジで受け付けるよりも時間がかかります。

 

そのため、ただでさえめちゃくちゃ混んでいるところに宅急便を持っていこうものなら、後ろに並んでいるお客さんたちからは冷たい視線を食らいますし、ラッシュでテンパり気味の店員がもたもたした場合は余計に時間を食うことにもなりかねません(店員が慣れていればこれほどではないけど)。

 

そのため、ラッシュ時間帯に持っていくくらいならば、もっと余裕のある時間帯に持って行った方が確実です。そうすれば自分自身がイラつくこともないですし、冷たい視線を食らうこともありません。

 

(5)集荷のとき

1日に3回ほどヤマトの配達員が集荷をしに来ます。もちろん、最寄りの営業所からやってくるので、集荷された荷物は最寄りの営業所、さらには配送センターを経由して各地に運ばれていきます。

 

集荷の手続きについてもレジで宅急便の受付画面を操作して専用のレシート(やや細長め)を出して、配達員の人にハンコを押してもらうだけです。

 

(6)おまけ:メール便について

クロネコヤマトでは今はもう扱っていませんが、かつてクロネコメール便というサービスもありました。A4サイズで重さ1㎏以内、かつ厚みが2㎝以内の荷物であれば比較的安く送ることができたサービスです。ただし、値段が安い分補償がきかないため、重要書類や金券類は送らないほうが無難といわれていました。

 

ちなみに、荷物の厚みが1㎝以内であれば80円、1㎝~2㎝以内であれば160円で、全国一律料金です。なお、速達で送ることもでき、この場合であれば厚みが1㎝以内であれば160円、1㎝~2㎝以内であれば240円でした。

 

もちろん、中身が書類などであっても荷物の厚みが2㎝を超える場合であれば、宅急便として受け付けることになります。

 

(7)まとめ

ファミマでの宅急便サービスだけでものすごい分量になりました。きっと、ローソン編でゆうパックについて触れる際にもやや多めの量になるでしょうけど、今回触れたことと基本的にはよく似ていますので参考にしてもらうといいでしょう。

 

ともかく客の立場としてできるのは、荷物を持っていくときはラッシュ時は避けること、くらいでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

コンビニ店員編(9):レジ接客の小話その3

 こんばんは。すっかりご無沙汰してしまいまして、最後に何について書いたのかを自分でも覚えていないくらいです(>_<)

 

今回もレジ接客についてのちょっとしたことを書いていこうと思います。

 

(1)謎のレシートである「事故伝」

コンビニ店員だって人間です。だからこそ、時折レジ操作を間違えてしまうこともあります。そして、レジ接客ではトラブルに発展するということも往々にしてあります。

 

さて、レジで時たまレシートが貼ってあるのを見かける場合がありますが、これはコンビニ店員の用語で「事故伝」と呼ばれています。正確には「事故伝票」といい、何らかの理由でそのレシートを発行した取引を取り消すためにとってあるものです。

 

たとえば、会計が終わった後(つまり、買い物でお金の受け取りやお釣りの手渡しが終わった後)にポイントカードを出された場合、もうその段階ではポイントを付けることができません。そこで、一度その会計をやり直すという作業が必要となります。

 

具体的な手順として、まずそのミスをしたレシートをお客さんから受け取り、レシートの余白の部分に「事故伝」など分かるような書き込みをします。そして、商品をスキャンした後でポイントカードをレジの機械に読み取り、あとは最初の会計でやったように預かったお金などを入力します。もちろん、すでにお釣りなどは渡した後ですので、実際のお金のやり取りはここでは省略します。

 

なお、事故伝票となったレシートは店長など売上金を精算する人が店舗の事務所のパソコンで精算の際にそのデータを入力します。

 

ただし、この会計のやり直し作業は現金でやり取りした場合であればまだできますが、SuicaEdyなどの電子マネーやクレジットカードなどで決裁した場合はやり直しがきかないので注意しましょう。

 

とはいえ、ポイントカード関係についてはローソンやファミマなどはカードの声掛けが僕のいたころよりもずっと徹底されているため、よほどのことがない限りは後でポイントを付けてもらう、なんてことは起こらないといえます。

 

(2)郵便物について(ファミマ編)

多くのコンビニでは宅急便などを扱っていますが、このうちゆうパックを扱っているようなところではレジの前あたりに郵便ポストが設置されています。もちろんのこと、1日に2回ほど郵便配達の方が集荷しに来て、郵便局を経由して届け先に運ばれるということになります。

 

ただ、すべてのコンビニチェーンでゆうパックを扱っているわけではありません。セブンイレブンやファミマではゆうパックを扱っていない代わりにクロネコヤマトの宅急便を扱っています(宅急便については次回扱います)。その分郵便ポストは置かれていないので、郵便切手を買ってもそこでは郵便物を出すことはできません。

 

ただし、郵便切手の料金を知る上で重要な情報である郵便物の重さくらいは宅急便の荷物の重さをはかるためのはかりで測ることはできます。それでも注意してほしいのは、定形郵便物かそうでないかまではわからないという点です。何しろ、郵便ポストがないので定形郵便かどうかを図るための道具がないためです。

 

なお、速達郵便のためのハンコもファミマやセブンイレブンではもちろんありません。このため、面倒ですが郵便局まで出かけて出すようにしましょう。

 

コンビニ店員編(8):レジ接客の小話その2

今回もコンビニ店員にとっては避けて通れない、レジ接客の話を書いていきます。

 

前回は基本的なレジ接客の流れを書いていきましたので、今回からはレジ接客の基本的な流れの中でも書いた方がいいよりこまごまとしたことについて書いていきます。

 

今回のテーマは「袋詰め」です。

そう、商品を袋に入れていく作業のことです。

 

実は袋詰めにはいくつかのルールがあります。

 

(1)熱いものと冷たいものは一緒にしない

これは、例を出した方がわかりやすいでしょう。

最もわかりやすいのは、温めたお弁当とアイスクリームです。

 

この2つを一緒にすると、当然ながら熱に非常に弱いアイスクリームは溶けてしまいます。もちろん、溶けたらもう台無しです。

 

温かいものは温めたお弁当に限らず、中華まんやチキン、おでんといったファーストフード(全部温かいもの)も挙げられます。

 

(2)匂いの強いものと食べ物は一緒にしない

匂いの強いものとは、具体的にはシャンプーやボディソープといった化粧品系や洗剤などです。

 

食べ物と一緒の袋に入れると、確実に匂いがついてしまい、食べる時に気分が悪くなって喉を通らなくなってしまうこともあります。

 

このため、これらも一緒にならないようにします。

 

(3)生理用品系は紙袋などに

コンビニというところは便利なもので、生理用品も扱っています。

この生理用品ですが、そのままビニール袋に入れるのはタブーです。

 

その理由は、ちょっと考えてみればすぐわかります。

つまり、ビニール袋から透けて見えるとものすごく恥ずかしい思いをするためです。

特に女性にとってはこの点はすごくナイーブなところでしょう。

 

だからこそ、紙袋のように透けて見えるリスクがないような袋に入れます。

 

(4)アイスクリームの中には専用のスプーンが必要なことも

アイスクリームにはいろいろな銘柄のものがありますが、中には専用のスプーンを付ける場合があります。

その代表的な例が、ハーゲンダッツです。

 

ハーゲンダッツのスプーンは、そのロゴの付いた袋に一緒に入れられている白色のスプーンなのですが、お客さんによっては普通の木のスプーンを入れられると不愉快な気分になるという方もいるでしょう。

 

普通よりも高級感があるのですから、せめてハーゲンダッツのスプーンは専用のものをお渡ししましょう。

 

(5)重いものは下側に、軽いものや割れやすいものは上の方に

これは当然といえば当然のことです。

例えば、おにぎりとお弁当があったとして、おにぎりを下に、お弁当を上に入れたとしたらおにぎりはつぶれてしまいます。もちろん、おにぎりに限らずサラダなどであっても同じです。

 

そうなると食べる気もなくなるだけでなく、クレームにさえなりかねません。

だからこそ安定したものほど下に入れる必要があります。

 

(6)新聞やノート、雑誌と飲み物はなるべく一緒にしない

新聞やノート、雑誌は紙でできているため、飲み物と一緒に入れるのはあまりよいことではありません。

 

特に飲み物は状態によっては水滴がにじみ出てくることもありますので、なおさら注意です。

 

(7)お箸などのつけ忘れは論外

これも基本中のきですね。

お弁当とかを買ったお客さんにお箸などをつけ忘れるというのは、なるべくないようにしましょう。

 

お店まで取りに来るお客さんがいるうちはまだいいのかもしれませんが、電話でクレームにしたり、「持って来い」ということになるとシフト的にヤバいことになります。

 

とはいえ、失敗は誰だってやってしまうもの。失敗したらきちんとお詫びして再発しないように心がけましょう。

 

(8)袋のサイズは臨機応変

最後に、コンビニにある袋は大きさに応じて何種類かありますが、ある程度余裕で入るくらいの大きさのものを選んで選ぶようにしましょう。

 

あまりにも小さすぎたりすると、お客さんの方が持ち帰りに苦労しますからね。

 

とはいえ、逆にあまりにも大きすぎても問題はありますので、そこも注意のしどころです。

 

 

 

コンビニ店員編(7):レジ接客の小話その1

ごきげんよう!今日もよろしくお願いいたします。

 

さて、コンビニ店員時代のことを書き進めていますけど、今日からはレジ接客の話を何回かに分けて書いていきたいと思います。おそらく、皆さん、コンビニにはなんだかんだで立ち寄り、買い物の時など用があるときは何気にレジに立ち寄りますよね。

 

そしてレジには店員さんが必ず1人はいるわけですけど、その店員さんがいとも簡単にレジ操作をこなす姿はかなり多く目にしたはず。

 

もちろん、レジ操作をこなす店員さんだって、初めからうまくこなせたわけではないですよ。誰だって未経験の時代はあって、そこから経験値を積んでうまくこなせるようになってきた、ということは心に留めておいてもらえればと思います。まあ、これはコンビニに限らず、どんな仕事だってそうですけどね。

 

さて、今回はコンビニのレジ接客の基本的なところから見ていきましょうか。

 

(1)基本的なレジ接客の流れ

これを読んでいる皆さんの多くは、コンビニで買い物をするお客さんとしてコンビニに出かける方が多いと思います。だからこそ、お客さんとしてレジで接客される側での経験はありますよね。

 

だからこそ、店員の側でやるレジ接客の経験を書いておく価値はあると思うのです。コンビニの店員を経験した人は確かに多いですけど、それ以上にお客さんとして出かける方の方がはるかに多いですから。

 

というわけで、今から基本的な流れを書いていきますね。

 

①お客さんがレジに来たら「いらっしゃいませ」

これはもう基本中のき、です。

元気良い声であれば、さらに良いです(僕は元気がない部類でしたけどね)。

もちろん、ぶすっとした声とか、不機嫌そうな声はNGですよ。

 

②商品などのスキャン

スキャナーと呼ばれるレジにつながっている機械で商品のバーコードで読み取ります。

たまに読み取りにくいものもありますけど、ほとんどの場合は粘って読み取るようにすれば、何とか読み取れます。

それでも読み取れない場合は、別の商品を持ってきて読み取れば大丈夫です。

 

③金額を伝える

これはそのまんまです。

「〇〇円です」というのが正解なんですけど、僕を含めて「〇〇円になります」という方も少なくないです。

実は「〇〇円になります」という言い方は日本語的に正しくないので、きちんと「〇〇円です」というようにする方が無難です(実際に「〇〇円になります」と伝えてお客さんに指摘されたことがあります)。

 

たまに金額を伝えないという店員さんもいますけど、あまり好ましいことではないですね。

短気な方でしたら、「ちゃんと言えよ!」と突っ込みを入れるでしょうから。

 

④ポイントカードの声掛け

最近ではほとんどのコンビニチェーンでポイントカードを発行するようになってきましたよね。

セブンならnanaco、ローソンならPonta、ファミマならファミマTカードというような具合です。

 

そのためか、最近の店員さんはこの点は特にきちんと教育されているみたいで、僕がお客さんとして出かけても毎回といってよいほど必ずカードの声掛けをされます

ひるがえって、僕がコンビニの店員だったころは今みたいにポイントカードがそれほど一般的ではなく、むしろ導入されだした時期だったためか、そこまで声掛けは徹底されていませんでした(直営店の場合はかなり徹底されていたようですけどね)。

 

そのためか、お金を受け取って客層ボタンを押した後からポイントカードを出されたために、直前の取引のレシートを「事故伝票」(後で書きます)にする羽目になるなんてことも2度や3度のことではありませんでした。

 

だから、今コンビニの店員をやっている方やこれからやろうという方はきちんとカードの声掛けはした方がいいでしょう

 

⑤袋詰め

文字通り商品を袋に入れます。

実はこれにはいくつか守るべきルールがありますが、詳しいことは次回説明しますね。

 

⑥レンジ温め

お弁当などを温める場合は、先にレンジで温めます。

 

この際の注意点は2つあります。1つはお弁当などについているソースは必ず外すことです。そのままの状態で温めると、レンジの熱でソースの袋がパンクしてソースをかけることができなくなってしまいます。

 

もう1つは、こちらの方が重要ですが、ものによって温める時間が決まっているという点です。

ほとんどの場合は、バーコードの付いたシールに書いてあります。

ここには1500W の場合と500W の場合とがあって、コンビニで温める場合は1500Wの部分の横の方を見ます(コンビニのレンジは業務用のため)。

 

そして、コンビニのレンジにはいくつかのボタンがあり、あらかじめ時間が設定されていますので、その時間に合わせてボタンを押します。

 

⑦ファーストフードなどの手渡し

チキンや中華まんといったファーストフードの注文の時はそれを手渡します。

まず、アルコールで手を清潔にし、トングを取ってファーストフードを取り、袋に入れます。

 

⑧お金の受け取り・お釣りのお返し

お金を受け取ります。

この時は「ちょうどいただきます」や「〇〇円お預かりします」と伝えます。

 

お釣りを渡すときは「〇〇円のお返しです」と伝えながら、お釣りを手渡します。

このとき右手に釣銭を、左手にレシートを持って渡します。

 

⑨最後に「ありがとうございました」

最後は「ありがとうございました」と伝えます。

こちらも「いらっしゃいませ」と同じく元気よく伝えればベターです。

誰だって、感謝の気持ちを伝えられるとうれしいですからね。

 

これが一連の基本的な流れです。

もちろん、コンビニでのレジ接客はいつもこのような基本的な流れでいくわけではありません

 

次回以降はここで触れた以外の詳しい動きもいろいろと見ていきます。

それでは、また~!

 

コンビニ店員編特別回:2011年3月11日、あの日の僕

こんばんは、みなさん。だいぶ久しぶりの投稿になります。

今日は3月11日ということで、おそらく多くの人が7年前の震災のことを考えていたのではないでしょうか。

 

僕もやはり7年前の震災の時のことを思い出さずにはいられませんでした。

そこで、今日はあの震災のあった日の話をします。

 

2011年当時、僕は東京に住んでいました。それで、都内のあるミニストップで働いていました。

 

あの3月11日、金曜だったその日も僕は朝から夕方までのシフトでコンビニのレジに立っていました。その日も夕方の5時まで仕事をすれば普通に家に帰るということになるはずでした。

 

14時46分ごろ、僕はペットボトル飲料の後ろで飲料の補充をしていました。レジには同じシフトに入っていて、先輩の主婦の方が番をしていました。

その時、足元が一瞬ぐらついたような感覚に襲われました。最初は「きっと連日の仕事で疲れているのだろう」と思ったのですが、それから間もなくブザー(レジで鳴らすもの)がけたたましく鳴ったので、「またレジが混んだか、ホットドッグのオーダーとかが入ったのかな*」と思いながらレジの方に歩きました。

(*ミニストップではソフトクリームとかホットドッグはオーダーを受けてから出すことになっています。)

 

ところが、売り場に出てみるとレジも混んでいないどころか、お客さんもいない。どうしたのだろうとレジの方に歩いていくと、そのレジの番をしていた先輩が「ナオティくん、地震地震!」と叫ぶのです。

 

それを聞いた途端、今まで経験したことのない揺れ(それまでで経験したことがあるのは大きくても震度4程度)が襲ってきました。並べてあったカップラーメンやスナック菓子が雪崩を打って崩れてきたのを覚えています。

 

揺れは30秒から1分ほど続いたでしょうか、ようやく揺れが収まった後で事務所にいたマネージャーもやってきてあわててわれわれが大丈夫かどうか確認を取っていました。

 

ちょうどお客さんが2,3人入ってきており、その方たちと「大きな揺れでしたね・・・」と話し合っているうちに、もう一度大きな揺れが来ました。その5分くらいあとにオーナーがあわてて自宅から駆けつけてきました。その日オーナーは休みだったのですが、この揺れであわててやってきたという具合です。

 

オーナーからはすぐにいったんお客さんに外に出てもらったうえで、店内でガラスなどが割れてないか見てくるよう言われました。それで、お客さんにはいったん外に出てもらい、店を一時的に閉めて、破損個所がないかを見に行きました。

 

結果としては、どこも異常はなかったのですぐに店の営業を再開しましたが、それからが大変でした。どうやらすぐ近くの駅が閉鎖されたために、多くの人が立ち往生する状況となったのです。

 

しかも、大きな地震があったということで多くの人が店で売っていた食料をなるべく多く買っていったので、ありったけの在庫のカップめんをどんどん棚に置いていくのですが、それでも足りませんでした。

 

安全点検のため、一回店を閉じた後に営業を再開したのが15時半ごろだったのですが、それからずっとレジから動けない状態が続きました。理由は簡単で、それだけお客さんが殺到したためです。

 

少し落ち着いたところでお客さんに外の状況を聞いたところ、電車が全部止まっているということだけは聞けました。

 

そういう状況でしたので、夕勤スタッフが来たのも6時くらいだったような気がします。それでも帰れなかったほど、店がすさまじく混んでいたわけです。

 

夕方7時半ごろになってようやく休憩に行けるということになった時、休憩室でようやく親に電話をしました。電話に出た母親がホッとしたような声で「こっちから何度か電話かけたんだけど全然つながらなくて」という話をしてました。やはり、災害時だと電話が込み合うんでしょうか。

 

んで、僕の方は「ずっとレジに立っていたので外の様子がよくわからなかったんだ。なんかビルが倒壊したって言ってる?」という風に話すと、「東北の方がひどいみたい」という状況でした。それで自分が今置かれている状況がちょっとずつわかってきました。

 

休憩を終えてレジに戻ると、オーナーから「今日はもう帰りな」という話になりました。考えてみると、この時点で夜の8時だったので、都合3時間ほど残業していたことになります。夕勤の人たちもいることだし、後のことは任せて帰ることになりました。

 

しかし、帰ろうとして気付いたのですが、その日の僕は電車で店に来ていて、現状電車が止まっている状態では家まで歩くしかない、という状況でした。さすがに2時間はかかるかなとは思ったのですが、意を決して歩き出しました。

 

30分ほど歩いて新宿の東側の入り口に差し掛かった時、やはり電車が止まっているために歩いて帰るなりする羽目になった人たちが行列となっていました。結局大通りをこの人ごみの中で歩くことになったのです。

 

途中、あるお茶屋さんで休憩して、そこに置いてあるテレビを見て、ようやく何が起きているのかがつかめました。東北の方の沿岸部が津波でやられていたり、火事が起きていたり、という状態がスクリーン越しに映し出されていました。

 

さらに、1時間半ほど歩いてようやく家の最寄り駅の商店街までたどり着きましたが、飲食店はすべて閉まっていました。地震の影響で早々と閉めたためです。

 

帰り道にコンビニに来ても、弁当や飲み物はあらかた売り切れているという状況でした。やっと、カップめんならぬカップうどんを買って家に着くと、やはり地震の揺れの影響でガスが止まっていたので、ボタンを押して回復させてようやく遅い夕食にありつけました。ちなみに、わが家の方は何もものが落ちていなくて無事でした。

 

あらためてテレビをつけるとやはりひどいありさまでした。当然ながらどのチャンネルも地震関係のニュースばかりでした。

 

ちなみに、次の日もシフトに入っていましたが、電車が止まっていたので自転車で移動しました。自身の次の日だったことと、土曜だったこともあり、いつも以上に大通りが静かでした。店についてオーナーに挨拶しようと事務所に入ると、「ああ、ナオティくん来れたんだね」と安どしたような口調で言っていました。

 

僕が帰った後、マネージャーたちはどうにか車で帰ったらしいのですが、途中で渋滞にはまって家に着いたのが夜中の3時ごろだったそうです。

 

売り場を見てもやはり弁当などはありませんでした。地震による混乱と、被災地への援助物資を優先した関係でものが届かない状態だったのです。そのおかげか、その日の仕事はあまりにも暇そのものでした。お客さんが来ても、店内を一周して帰っていくということも少なくなかったほどです。

 

とまあ、これが7年前の震災の日の僕の状況でした。3月11日が毎年やってくるたびに「あの時はああいう状況だったな」と思い出してばかりです。でも、逆にいうと、お客さんにとっては災害の時はコンビニがあてになる、ということでもあるのでしょう。店員の方は大変ですけどね。

 

震災の日のことの後日談はまたいずれ書きたいと思います。それではまた。

コンビニ店員編(6):ファーストフードについて

 こんばんは。いつもこのブログを見ていただいてありがとうございます。過去編のコンビニ店員編も今回が6回目となりました。

 

今回はファミマにいた頃に扱っていたファーストフード、つまりフライドチキンとか中華まんとかについてお話しますね。ちなみに、おでんは扱っていませんでしたので、ここでは省きます。ただし、ローソンの店員時代に思いきり扱いましたので、その時の話の際にあらためて触れていきますね。

 

(1)チキン系

コンビニのチキンといえば、どこもかしこも似たり寄ったりなように見えますけど、細かく見ていくとチェーンごとに割と違いがあるのです。

 

んで、ファミマでチキンといえばファミチキがあり、今ではファミチキだけで種類がいくつかあるらしいそうですね。でも、僕が店員になりたての頃はファミチキすらありませんでした。

 

では、どんな種類があったのかといえば、骨付きのフライドチキンとスパイシーチキンはありました。スパイシーチキンの方は文字通り辛いチキンで、僕も食べたのは1度くらいだったような…。

 

作り方は簡単で、フライヤーで揚げるだけです。ただし、フライドチキンの方が気持ち長めに揚げる感じでした。

 

ちなみに、ファミチキが登場した頃はちょうど僕も店員をやっていて、やはり骨がないだけに当初からバカ売れしていましたね。

 

(2)ポテト系

こちらはフライドポテトとハッシュポテトとがありましたね。フライドポテトの方が作り方がちょっと複雑でした。記憶を頼りに書いていくと、袋に入ったポテトをレンジで1分解凍する作業を2回やります。その後、10分ほどフライヤーで揚げ、その後油を切った後でもう1度3分ほど揚げます。

 

そのあとボウルに移して、調味料(スパイスなど)を加えて両手でボウルを持ち上げてかき回します(ちょうどチャーハンを中華鍋で揚げるような動作です)。そのあとは紙パックに盛り付けて出来上がり、と。1袋で6人分作ることができます。

 

ハッシュポテトの方はフライヤーで1分程度揚げるだけでよかったのですが、気をつけないといけないのがあまりにもやわらかいというところで、什器に入れる時などに破れる恐れがありました。ちなみに破れた場合は廃棄処分していたような…。

 

(3)フランク系

フランクフルトとアメリカンドッグですね。両方ともそのままフライヤーで揚げてできあがりで、フランクフルトは4本、アメリカンドッグは3本一度で作っていました。

 

ちなみに僕がファミマを辞めただいぶ後にチーズフランクというのも出ましたけど、おそらく作り方は変わらないだろうと思います。

(4)コロッケなど

コロッケやクリームコロッケ、カレーパンというのもありましたね。まあ、惣菜ということであればラインナップされるのにふさわしいのでしょうけど。これも作り方はフライヤーで揚げるだけでした。

 

ただ、コロッケについてはごくたまに揚げすぎて中身のじゃがいもやクリームが出てきたこともあったような…。

 

(5)チキンなどの出し方

お客さんに出すときはファーストフードの種類によって若干違いがありました。チキン系であれば袋に入れ、フランクフルト系であれば細長いの袋に入れて、ケチャップとマスタードを一緒にいれていました。

 

また、コロッケ関係は袋に入れたうえで、ソースと一緒に渡していました。ポテト系は専用のビニール袋に入れて上をシールで止めた状態で渡しました。

 

(6)中華まん系

今でこそ中華まんはいろいろと個性豊かなものが売られていますけど、僕がファミマにいたころはどちらかといえば正統派なものばかりでした。

 

ラインナップとしては肉まんやピザまん、あんまん、塩豚まん、炭火チャーシューマンといったところでした。

 

作り方は冷凍状態の中華まんを専用の什器に入れて蒸かすだけですが、できあがるまで40分から50分は必要でした。そのため、入れた直後に「〇〇まん XX:XX~」と販売開始時間を書いておくのがお決まりでした。

 

しかし、たまにそのメモを書き忘れていたために、完全に蒸かしていない状態の中華まんを売ってしまったという店員もいました。

 

ちなみに、中華まんを売っていた時期は9月ごろから4月ごろまででした。

 

(7)売れ残ったファーストフードは最後どうなるか

最後に売れ残ったファーストフードがどうなるのかというところだけ書いておきましょう。

 

先に結論から書けば、廃棄登録した後に、レジ下のごみ箱に捨てられることになります(もったいない!!)

 

僕のいた店はまだかわいいもので、なるべく長時間の間売っていました(これも別の意味で問題なのですが)。ただし、直営店(本社が直接経営するお店のこと)の場合はマニュアルにもっと厳しいはずですので、販売時間(6時間くらい)が過ぎたら即捨てるということをやっていたはずです(後に働いたローソンの直営店がそういう感じでしたので)。

 

なお、僕が働いていたファミマでは扱っていなかったのですが、おでんについても販売時間の期限が来たり、見た目の色が悪くなった時点で捨てていたと考えられます。

 

最近、恵方巻きの大量廃棄のことなどで食べ物の廃棄問題が話題になっていますけど、こういう問題はいずれにしても向き合わないといけないのかなとあらためて思います。

 

(8)まとめ

ファミマ時代のファーストフードについて書いて見ましたけど、わりと作り方が複雑なのでびっくりした方もいるのではないでしょうか。いずれにしても、これがコンビニの日常の一端であるともいえます。

 

個人的には、最近、と言ってもここ4年ほどでコンビニでコーヒーも扱っているようなお店ばかりになってきたので、その点も含めて、今のコンビニの店員さん大変だなと同情せずにはいられません。

 

さて、次回からはレジ接客の話を何回かに分けてやっていきたいと思います。

今回も読んでいただいてありがとうございました。それでは、また次回に。

コンビニ店員編(5):働いていたファミマの1日のスケジュール

 

おおよそ5日くらいぶりに投降します。

 

さて、今回は僕の働いていたファミマの1日のスケジュールについて書いていきます。「コンビニの1日はこんなかんじ」というのがこれで大体わかってもらえるかと思います(もちろん、店によってスケジュールの中身は大きく変わりますけどね)。

 

ちなみに働いていた店は前も書いたように、日勤・夕勤・夜勤の3交代制ですので、それぞれに分けて書いていきます。

 

(1)日勤のスケジュール

8:00 出勤

8:00~9:00 3台あったレジのうち、1台ずつレジの中のお金を数えつつ、残り2台のレジで接客(この時間帯は朝ラッシュなので、それなりにきついです。)

→レジの中のお金を数え終えたら、シフトのリーダー(店長もしくはベテラン店員が事務所で売上金を数える)

 

もちろん、朝ラッシュですので、事務所で数えている人も混雑などでレジから呼び出しを受けた場合はあわてて駆けつけます。

 

8:50~9:00 最初の廃棄登録

→つまり、販売期限ぎりぎり(この時は10時が期限)のお弁当やおにぎりなどを商品棚から下げて、廃棄品としてレジで登録します。

 

9:00~10:00 朝ラッシュが落ち着く段階

→フライドチキンや中華まんを作り置きしつつ、普通に接客する人、紙パック飲料の補充をする人、ペットボトル飲料の補充をする人とに分かれて作業をします。なお、混雑したらもちろん全員で接客です。

 

10:00~12:00 お弁当や文房具などの納品、検品と陳列

→検品と陳列の作業は3人のうち2人がやります。この時に来るおにぎりやお弁当はお昼に備えて並べるため、結構な数が来ます。ちなみに文房具は2日に1度ほど来てました。

 

        検品と陳列が終わり次第、1人ずつ交代で最初の休憩

→お昼のラッシュに備えて、1人ずつ交代で休憩をとります(1人につき30分ずつ)

 

12:00~13:00 お昼のラッシュ

→お客さんがお昼休みということで、この時間もラッシュになります。接客するだけでなく、お弁当などを温めたり、フライドチキンや中華まんが多く出たりするのもこの時間帯です。

 

13:00~15:00頃 午後の落ち着いた時間帯―売上金の入金や陳列棚の手直しなど

→お昼のラッシュが終わって落ち着く時間帯です。店長かシフトリーダーが前の日の売上金を銀行に持って行って入金してきます(土日祝日明けの時は2日分以上)。足りなくなった小銭を両替で大量に確保し、店に戻ってきた段階でレジ下の金庫に補充します。

一方、残っている店員はレジで接客しつつ、前出しという陳列棚の奥に隠れている商品を前に押し出す作業をやり、品物の補充も余裕があればやります。ただし、前田氏についてはこの時間に限らず、余裕があればやるというのが基本です。

レジにいる人はレジをやりながら、フライドチキンなどを一定数つくっておきます。

 

14:00頃~16:00前くらいまで 2回目の休憩

→午前中の時と同じように1人ずつ交代で休憩をとります(30分ずつ)。

 

15:50~16:00 2回目の廃棄登録

→17時ごろに販売できなくなるお弁当やおにぎりを下げて、廃棄登録します。ただ、お昼にお弁当などがたくさん売れていれば大した量にはなりません。

 

16:00前後 レジ精算

→前日の16時から24時間の売上金を精算します。あわせて、公共料金の払込票も回収します。

 

16:30頃 パン類の納品・検品・陳列

→菓子パンや食パンが納品されるため、検品や陳列をやります。

 

16:30~17:00 フライドチキンなどの作り置き

→夕方の混雑に備えて、多めにフライドチキンや中華まんなどを作り置きします。

 

17:00 夕勤スタッフと交代

→夕勤スタッフがレジの中のお金を点検し、それが完了した段階で交代します。

 

(2)夕勤のスケジュール

ここからは夕勤の時間帯です。1日のうちではかなり落ち着いた時間帯です。

 

17:00~18:00 夕方の混雑時間帯の接客

→この時間帯になると早い方たちはお帰りの時間帯です。土木作業員の人たちが大勢やってくるのもこの時間(缶ビールやフライドチキンなどがやたらと売れます)。

 

18:00~20:00 比較的落ち着いた時間帯

→混雑の時間が過ぎてひとまず落ち着くため、交代で休憩をとります(15分か30分)。

一方で、レジにいる店員はレジをやりつつ、暇を見つけて前出しをします。

 

20:00~22:00 やはり落ち着いた時間帯

→引き続き落ち着いた時間帯ですので、前出しに加えて飲料の補充もやります。フライドチキンなどはこの時間帯になると結構少なめの陳列数です。発注ができる人はこの時間帯を利用することが多いです。

 

ちなみに、早い人はこの時間を使ってフライドチキンなどを揚げるフライヤーの油の交換や掃除をやります。

 

22:00 夜勤スタッフと交代

→夜勤スタッフの人がレジのお金を数えて、完了したら交代です。

 

(3)夜勤のスケジュール

文字通り、夜中から朝にかけての時間帯です。お客さんは少ないですが納品される荷物の量は半端ないです。

 

22:00~24:00 レジ接客がメイン

夜勤スタッフは1人だけですので、この時間帯はレジ接客が中心です。

ただ、時間があれば飲料などの補充やフライドチキンなどを並べる什器の清掃などをします。ちなみに、什器の清掃はチキンがなるべく早くさばけた場合はこの時間帯に、そうでない場合はもう少し遅い時間にやります。

 

23:45~24:00 この日最後の廃棄登録

この日最後の販売期限が近いお弁当などを下げて、廃棄登録をやります。1人だけですので、やや時間に余裕を持ってやります。

 

24:00~3:00 納品ラッシュ

→この時間帯に納品のオンパレードとなります。実は、コンビニの1日の中でも最も納品数が多いです。特に月曜から火曜の場合は新商品が出る関係で、発注も多めにされている分、納品数も非常に多くなります。もちろん、お客さんが来たときは接客します。

 

3:00~4:00 だいたいこのあたりで休憩

→僕が働いていた店ではこの時間帯が最もお客さんの少なくなる時間帯ですので、この時間に休憩をとります。夜食を食べるなり、仮眠をちょっとだけ取るなりしますが、いくら少ないとはいってもお客さんはぼちぼち(1時間で数人から10人くらい)来ますので、その時はレジで接客します。

 

4:00~5:00 朝刊の検品・陳列

→この時間帯に朝刊が納品されるため、検品と陳列をやります。ただし、朝刊が売れるのは朝ラッシュ時なので、焦ってやる必要はありませんでした。

 

5:00~6:00 発注など

→この時間帯もまだ落ち着いているため、発注作業をやったり、新商品専用の売り場づくりの作業をやったりします。

 

6:00~7:00 フライドチキンなどの作り置き

→だんだんと通勤客が姿を見せ始める時間帯ですので、この後の朝ラッシュに備えてフライドチキンなどを作り置きしておきます。ちなみに、フライドチキンなどを揚げるためのフライヤーや並べておくための什器は保温に適した温度になるまで時間がかかりますので、余裕をもってスイッチを入れなければいけません。

 

7:00~8:00 レジ接客が中心

→通勤客が多くなり始めるのがこの時間帯です。中には土木作業員の方が朝食を買っていくということもありますので、ひたすら接客しまくります。

 

8:00 日勤スタッフと交代

→日勤スタッフが出勤してきて、レジの中のお金をチェックします。完了したらそのまま交代です。

 

(4)まとめ

とまあ、こんな感じで1日が進んでいきますけど、これが働いていたファミマのスケジュールです。もちろん、他のファミマの店がこういうスケジュールで動いているというわけではありませんけど、ある店舗の1日について知るというのであればここで触れたものが参考になるでしょう。

 

さて、次回ですが、せっかくレジの話にたくさん触れましたので、働いていたファミマで当時扱っていた商品などについて見ていきましょう。

 

それでは、また。